新人や後輩の育成について
皆さんこんにちは、工事部の仲里です。
猛暑の候、炎天下で作業されている作業員の皆様体調管理をしっかりして熱中症にならないように安全作業に努めましょう。
先日の朝礼において、会長より「やってみて、言って聞かせ、させてみて、ほめてやらねば、ひとは動かじ」というお話がありました。
この言葉は、自分が建設業に入って間もないころ現場の安全大会の講話で聞いた山本五十六の有名な言葉であることを思い出しました。
人にものを教えるときは、まず自分が手本となって「相手に見せる」です。あえて見せることが大切です。
なぜなら、あえて見せるのが面倒くさい、または一々見せなくてもいいからやりなさい!
的な考えの人が多いからです。中には本来はしっかりと教育すべき立場にいるのに、相手を軽んじているが故に適当にあしらう人もいます。
「言って聞かせて」きちんと言葉で説明し、相手に聞かせることが大切です。
ただ、やってみせて「はい。わかったでしょう。」「これこれこうやって、ほれやって
みろ!」というのはいささか乱暴ですよね。
このような態度で人に教えている人でも、いざ自分がこのように言われたらきっとカチンとくることでしょう。
ようは相手に言い放つだけや、一々言わないでもわかるだろう、というのは指導としてよろしくないということです。
相手に理解させる、覚えさせるには、実際「させてみる」ことが必要です。
言葉や見せるだけで理解するのは無理がある場合があります。
もちろん人によっては一を知って十を知る人もいるかもしれませんし、わざわざやらせるまでもないこともきっとあることでしょう。
しかし教育・指導の基本としては、まず説明して、そして実際に相手にさせることにより更に理解が深まるというこちです。
いろいろと説明を聞いて、その時は何となくわかったような気になったり、逆に説明を聞いてもいまいちピンとこなかったり、そんな場合でも実際にやってみることによってしっかり理解できることはよくあるのです。
何事も経験や実体験がものを言うということです。
自分も、後輩を指導する際に、この言葉を胸にしっかりと伝えていきたいと思います。