新規工事「(仮称)花城クリニック新築工事」の紹介
皆さん、お疲れ様です。建築部の上地 透です。
ブログ初投稿と言う事で、大いに緊張してますが頑張って投稿していきます。
さて、9月に入ってもまだまだ残暑のきつい日が続く中、現場で働くスタッフの方々には大変、頭の下がる思いであります。そう言った中、私の方も件名の工事(新規)配属が決まり、近く着工の運びとなります。そこで、今回のブログの内容を本工事で明日(9/7)に予定されている地鎮祭について、2回程度に分けて勉強していきたいとおもいます。
まず、初回は地鎮祭で準備する物や心得について学んでいきます。
本題に入る前に、地鎮祭を他に「起工式」又は「安全祈願祭」などと耳にする事もあろうかと思いますが、それぞれの違いは・・・・
①地鎮祭⇒大地主神(おおとこぬしのかみ:大地の守護神)及び産土大神(うぶすなのおおかみ:土地の氏神様)を祭神する。
②起工式⇒産土大神に加え、手置帆負命(たおきほおいのみこと:工匠の守護神)及び彦狭知命(ひこさせりのみこと:工匠の守護神)を祭神する。
③安全祈願祭⇒文字どおり工事の安全を祈願するもので施工者を中心に行う式典。
このように祭神する内容によって言い方が変わりますが、現在は内容はほぼ同じで、事業主(施主)の意向により呼び方を決めるケースが多いそうです。それでは、いよいよ本題(準備編)に入るとして・・・・
手順①式典の日取り⇒状況に合わせ日取りを決めますが、通常は大安・先勝・友引となり開始時間は午前10時~11時が標準ですが、沖縄の場合は潮の干満に依る場合が多い。
手順②神社を決める⇒基本的には工事現場のある場所の氏神様がおられる神社に祭神を依頼する場合が多いが、施主の意向で別の神社に依頼する場合もある。
手順③式場を決める⇒通常は敷地内を原則とします。海洋土木工事など式場設営が不可能な場合は、適宜設営する。
手順④必要な備品を手配する⇒祭壇、青白幕、紅白幕、青竹、ガジュマル、テーブル、椅子、手水用具、お供え物など。
以上が一般的な地鎮祭の必需品となります。さぁ~準備も完了しましていよいよ会場設営といきたいところですが、手順④で準備する「お供え物」について詳しく勉強していきます。 下記がお供え物のセッティング写真となります。(二列配置も有り)
・中央がお酒とお米⇒日本は農耕民族のなで主食のお米、そしてお米から造られるお酒を中央に配置することになっているそうです。お米のお酒も銘柄は特に指定ありませが沖縄では泡盛が一般的、その他日本酒、ワイン等も可。
・右から2番目が海のもの⇒鰹節、スルメなど
・左から2番目が山のもの⇒大根、きゅうり、にんじん、ナス、キャベツなど
・左端がマースと水⇒沖縄は海に囲まれているので、マース(塩)と水は必需品
・右端が野のもの⇒バナナ、りんご、みかんなど
以上がお供え物の詳細となりますが、お供え物は神様が降りる中央に対して実をつけるように、頭が
上になるように並べる決まりがあるとのことです。
と言うことで、初ブログにしては、長くなりましたので今回はここまでにして、次回は地鎮祭(実践
編)としてお届けしたいと思います。 お疲れ様でした。 建築部 上地より