毎日急行物流倉庫新築工事(造成)より – 株式会社東恩納組

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2021年2月19日建築部

毎日急行物流倉庫新築工事(造成)より

みなさん、こんにちは。建築部の当銘です。

今回は、埋戻しで使用する施工機械について書きたいと思います。

埋戻しとは、地下構造物や基礎梁、擁壁などの工事が完了した後、作業上余分に掘削した部分に土を戻すことを言います。
その際、ただ土を入れるだけでは地盤沈下や土砂崩れを起こす原因となるため、「転圧・締固め用機械」を使用してしっかり締固めなければなりません。

転圧・締固め用機械」は大きく分けて4つあります。

①ロードローラー:重く幅の広い鋼製の車輪が前後についており、土砂・アスファルト舗装の転圧に使用。

a)  b)  c)

ロードローラーの中でも
a)マカダムローラー(鋼製の車輪が三輪)
b)タンデムローラー(鋼製の車輪が二輪)
c)コンバインドローラー(鋼製とゴム製の車輪の組み合わせ)
といった種類があります。

②タイヤローラー:前後の車輪がゴム製のタイヤで走行性が高く、広い面積の転圧に使用。

③振動コンパクター:振動板に装着した起振機で、平板を振動させて締め固める機械。

④タンピングランマー:ガソリン機関の爆発力によって機体を跳ね上げて落下させ(上下運動)突き固める機械。

ロードローラーやタンピングランマーは、よく道路工事で見かけたことあるのではないでしょうか。上記の他にも、振動ローラーやハンドガイドローラーといった締固め用機械もあるようです。

ロードローラーやタイヤローラーは、一般的に大規模な工事に使用され、振動コンパクターやタンピングランマーは、機械が小型なことから小規模な工事や入隅など狭い場所で使用されます。
また、施工する土質によって適した機械があるので、工事規模や土質に応じて適切な機械で施工することが大事になってきます。

施工する上で大事なことと言えば、忘れてはいけない、ローラーに関する資格。
ローラーを運転するには【締固め用機械運転特別教育】という専門の資格が必要です。
現場を管理する者として知っておくべきことだと今回勉強になりました。

 

今回はここまでとさせていただきます。最近はポカポカ陽気な日が多く感じましたが、また気温が下がる日があるようです。
体調管理に気を付け、うがい・手洗い・消毒しっかりしていきましょう。3密にも注意!

以上、建築部 当銘でした。

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