耐火性能と防火性能どう違う?2 耐火性能編
こんにちは!建築部 積算課 新城です!
以前僕が書いたブログで耐火性能と防火性能の違いについて書きましたが、今回は耐火性能の方をさらに少し掘り下げていきたいと思います。
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以前の記事 (耐火性能と防火性能どう違う?
まずは性能のレベルについてです。
耐火性能には外壁に対して4段階のレベルがあります。強い順に、
・耐火等級4・・・火熱を遮る時間が60分以上
・ 〃 3・・・ 〃 45分以上
・ 〃 2・・・ 〃 20分以上
・ 〃 1・・・ その他
といった並びになっています。等級1は耐火性能がほとんど無いということになります。
上記のレベルは「日本住宅性能表示基準」に定められており、外壁に対してのみ存在するレベルです。建物内の構造物にはまた別のレベルで、30分耐火、1時間耐火、2時間耐火、3時間耐火と4段階で表します。構造体が先に壊れてしまわないようにするために、先ほどのレベルよりかなり大きい値になっています。
次はその構造体の耐火性能についてです。構造体の耐火性能は階数によって使用する性能のレベルが決まっています。
上記の表がそのレベルです。このレベルにあうように以前紹介した不燃材料や難燃材料を使い、性能を発揮していきます。
また、ここにない非構造体は
・壁・・・・・1時間
・床・・・・・1時間
・屋根・・・30分
と決まっています。
今回はここまでとさせていただきます。火を扱う作業には十分気を付けましょう。
建築部 積算課 新城でした!