花城クリニック現場より 1月近況報告 – 株式会社東恩納組

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2018年1月23日営業

花城クリニック現場より 1月近況報告

ブログをご覧の皆さん、お久しぶりです。建築部 上地 透です。

新しい年を迎え、私の新生東恩納組での2年目がスタートしました、どうぞ今後とも宜しくお願いします。

はじめにブログ題材にあるように、現時点での花城クリニック現場の近況を説明しますと、先ず躯体工事は昨年末までに打設を完了しておりまして、昨年11月に打設しました1階部分は新年より仕上作業に移項し、現在サッシの建付およびモルタル充填まで完了してます。

今後は硝子取付→内部の軽鉄工事の予定です。昨年末に打設を完了しました2階躯体につきましては現在養生中で1月後半より本格仕上作業に移項予定です。※下記に現在の全景写真をUPしました。

以上で現場近況報告は終わりとしまして、ブログ趣旨に戻ります。

今回は前回のブログでも触れましたとおり、数多い建築物の仕上作業の中で私なりに建物の寿命の観点から重要な作業だと考えます「外壁仕上工事」について一緒に勉強していきたいと思います。(※本ブログ内容は沖縄地域での内容とします。

◎沖縄県内環境(気象的)◎

・沖縄県は日本列島の南西部に位置し、国内では最も平均気温が高い地域で、一部は亜熱帯に属しているため降雨量も多く、毎年のように大型台風が襲来しその度に塩分混じりの降雨に見舞われます。

他に平均気温は23℃と全国的にもかなり高く東京と比較すると7℃程度も暖かく、天気を見てみますと8月~9月に降水量が多く、かつ同時期に晴れの日が多いのが特徴です。

◎沖縄での外壁塗装部分に発生する劣化症状と対策◎

・ひび割れ(クラック)

→症状:塗膜の劣化や、地震や熱収縮などによってコンクリートが挙動することによって発生する。

→対策:鉄筋コンクリートは水に弱いため、ひび割れからの水の浸入防止を早急に行う必要がある。

→事例写真:

・変色、汚れ

→症状:塗料に含まれる樹脂の劣化や、排気ガスや降雨によって外壁が変色すること。

→対策:建物の美観に著しく影響を与えてしまうため、外壁塗装の改修を考えるタイミング。

→事例写真:

・チョーキング

→症状:外壁塗装表面が熱や紫外線、水などによって劣化し、粉を吹いたようになる現象。

→対策:本来の塗料の性能が期待でいない状態なので、外壁塗装の改修を考えるタイミング。

→事例写真:

・シーリング材の割れ

→症状:外壁の目地に入っているシーリング材が劣化し亀裂が入った状態。

→対策:そのまま放置すると、シーリング材の亀裂からシーリング内部に水が浸入し、更にその水が建物内部に浸入する可能性があるので、亀裂の大きい場合はシーリング材の撤去と再設置が必要である。

→事例写真:

・コンクリートの爆裂

→症状:外壁塗装面のひび割れなどから、コンクリート内部に水が浸入し、内部の鉄筋が錆びることにより鉄筋膨張がおこり、いずれはコンクリートが膨張(爆裂)してします。※原因としては亀裂・カブリ不足などが有る

→対策:劣化した鉄筋・コンクリートを除去し健全躯体に戻す。※鉄筋・コンクリートの劣化の程度によっては、劣化部分を全てハツリとり、躯体を再構築する場合もある。

→事例写真:

◎まとめ◎

・外壁仕上作業の施工にあたって、ここで挙げてきた劣化症状に気を配りながら施工すると建物の寿命が少しなりとも長くなると考えま。

最後に沖縄県内で外壁塗装作業を実施ずるのに最適な時期と思われているのが・・・基本的には年間を通して可能であるのですが、湿度85%以上の時及び気温5℃以下の時は塗装を行えない気象条件のため、気候が安定していて過ごしやすい「1月~4月」・「9月~12月」が最適な時期だと言われてます。以上で今回のブログは閉めたいと思います。次回(?)は今回取り上げた外壁劣化症状の対策について、踏込んだ対策を勉強したいと思います。

By 花城クリニック現場 建築部 上地 透でした。

 

 

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