那覇市曙現場より
皆さんこんにちは!
建築部の玉城です。
最近は暑かったり寒かったりと気温が不安定ですが、着替えや上着などでうまく調整して体調管理していきましょう。
さて、現場の方ですが根切り工事が終わりましていよいよ基礎工事に入っています。
今現在、捨てコン打設まで行っているのですが、その際に杭工事のNPCアンカーを施工いたしましたのでそちらの紹介を行いますね。
まず第一にNPCアンカーとは、杭を基礎に定着させるために取り付けるもので、
今回行ったNPCアンカーとは、杭先端に開いているネジ穴に下図のように定着筋を取り付けることで、杭と基礎を緊結させるためのものになります。
このNPCアンカーを用いる工法ですが、メリットとして
アンカー1本毎に、トルクレンチを用いて軸力を管理することで、確実に強度が出せること。
そして溶接などを行わないために天候に左右されず、トルクレンチでの施工の為省スペースで作業が可能なことが挙げられます。
NPCアンカー工法の作業手順ですが、写真と一緒に説明していきますね。
まず初めにネジ穴の清掃を行い、深さに異常点がないかを確認していきます。
ネジ部の清掃
ネジ穴深さの確認
次に工具を用いてアンカーを仮締付し、しっかりと入っているか長さを確認します。
仮締付の様子
螺合長の確認
この時、NPCカプラーを締付て現在の位置のマーキングを行います。
マーキングの様子
次にトルクレンチのトルク値を設定し、トルクレンチで締付を行います。
今回はD16のアンカーになりますので296N・mとなっております。
トルク値の設定
トルクレンチでの締付の様子
最後にしっかりと締め付けられているかを締め付ける前に行ったマーキングのズレにて確認して施工が完了となります。
マーキングのズレ確認
NPCアンカーとしては以上になります。
これから基礎工事が始まるにあたり人や大型車両増えてきます、又現場内の高さが下がっていますので作業員のケガや現場内の安全管理にも注意しつつ、周辺住民の方に配慮しながら安全第一で工事を進めていけるように頑張っていきたいと思います。
以上建築部玉城でした。