防火設備 – 株式会社東恩納組

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2019年4月3日営業

防火設備

皆さん、こんにちは。

建築部の宮城です。

4月に入り、新年度がスタートしましたね。

4月1日には新元号である「令和」も発表されました。

この季節は学校や仕事と、新生活に心を燃やす人が

多いと思います。

1日1日を大事に頑張っていきましょう!

さて今日のブログは防火設備について書きたいと思います。

まず防火設備とは、

建築物の外部からの延焼防止や内部の火災拡大防止のためのもので、

外壁や開口部に設けられる防火戸その他火炎を遮る設備のことです。

その防火設備の1つに防火戸があります。

形状は様々で、扉タイプ、シャッタータイプ、

シャッターとくぐり戸の組合わせタイプ等があります。

 

学校の廊下などに設置されているのが一番身近ではないでしょうか。

僕自身、小学生時代は壁から扉が出てきたのには驚きで、

隠し部屋があるんじゃないかと小学生ながら興奮した記憶があります。

そんな設備が火災から人を守る役割をしていると思うと、

建築物は面白いですよね。

ちなみに、専門用語では、常開随時閉型防火戸と呼びます。

こういった防火設備は、「防火区画」という場所に設置されます。

防火区画とは耐火構造の壁や床、扉で囲われた区域であり、

火災の発生時に、火災・煙の拡大を一定範囲内に留めることを目的

として設置される区画の単位のことです。

人が避難できるまでの時間稼ぎをしてくれます。

防火区画は一定の面積ごとに設置しなければなりません。

この面積は、建物の素材や総面積によって異なってきます。

またエスカレーターやエレベーター、階段などの上下をつなぐ場所は、

火災の際に閉じられていなければいけないため、

基本的にこの3つがある場所には防火戸があります。

防火区画といっても、4つの種類分けされており、

面積区画、高層階区画、竪穴区画、異種用途区画があります。

防火区画の細かい説明はまた次の機会にしたいと思います。

このような区画の中で防火戸が設置されており、

日常で利用する、スーパーや公共施設など、どこにどのような

防火設備があるか、把握しておくと、もしもの事があったときに

冷静な判断ができるかもしれませんね。

 

 

 

 

 

以上、宮城でした。

 

 

 

 

 

 

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