(仮)ミルコマンション泊新築工事 – 株式会社東恩納組

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2016年8月29日建築部

(仮)ミルコマンション泊新築工事

こんにちわ。工事部の東恩納です。
暑い日が続きますがみなさん体調管理は大丈夫ですか?台風もまだ沖縄本島には直撃してません。
さて、僕の配属の現場、那覇市泊で建設中の現場(仮)ミルコマンション泊新築工事から進捗状況をお届けします。
現在、4階床(3階躯体)の梁配筋・スラブ配筋も完了して自主検査も完了し設計管理の検査待ちです。

ファイル 970-1.jpg
~~~梁配筋状況~~~
ファイル 970-2.jpg
~~~スラブ配筋状況~~~
今回はスラブについて、説明します。
ここで言う『スラブ』とは、スラブとは単純に床のことではありません。鉄筋コンクリートで作られた版のことをスラブと言うのが語源で2階の床のように下が空間になっている構造の床のことを一般にスラブと呼びます。1階の床のように下が土の上に作られた床は「土間」と呼び、スラブとは別物です(入っている鉄筋量が違う)が、1階の床でもスラブ構造で床を作る場合もあります、床下の土が流出したり沈下する危険がある場合などでは1階の床でもスラブ構造にしておいた方が安心です。なお、木造の床はスラブとは呼びません。
鉄筋コンクリート配筋標準図に伴い配筋していきスラブの配筋は、主筋(短辺方向の鉄筋)と配力筋(長辺方向の鉄筋)で構成され、スラブに(設備配管やダメ穴)等の開口部分が出てくるときは補強の鉄筋が入る所も出てきます。
スラブ配筋は通常、2段で組んでいきます。
下端主筋・下端配力筋・上端配力筋・上端主筋の順番で配筋を行います。
さらに、かぶり厚さ(コンクリートの表面から鉄筋表面までの距離)コンクリートのアルカリ性により鉄筋が錆びるのを防いでいます。しかし、コンクリートが中性化したり、ひび割れ等から水分が入り込むと錆びてしまうため、充分なかぶり厚さを確保しないと、設計通りの強度を得る事が出来ません。
スラブは土に接しない部分、最小かぶり厚さは20mm以上、柱・梁は30mm以上となってます。

われわれ技術員は構造図の図面通り配筋され、かぶり厚さも確保されているかをチェックし異常がなければコンクリート打設となります。
今回はここまで。
暑い日が続きますので熱中症対策はしっかりと『安全1番・作業は2番』で安全第一に進めていきます。
以上東恩納でした。

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