コンクリートの養生について
こんにちは、建築部の池原です。
コンクリートの養生について
コンクリートの養生とは、打設後のコンクリートを適切な温度と湿度で保護し、所定の強度や耐久性を発揮させるための管理作業です。

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1、養生の目的と意味
①、セメントと水の「水和反応」を進め、設計どおりの強度を出すための工程です。
②、乾燥しすぎや急激な温度変化を防ぎ、ひび割れ・強度低下・水密性低下をおさえます。
③、鉄筋など内部の鋼材を錆びにくくし、長期の耐久性を確保する役割もあります。
2、具体的に何をする作業か
代表的には次のような方法でおこないます。
①、散水や水張りでコンクリート表面を常に湿った状態に保つ「湿潤養生」
②、シートや膜材で覆い、水分の蒸発を抑える「保水養生」
③、毛布・断熱シートなどで覆い、寒さや急激な温度変化から守る「保温養生」
一般に、打設後しばらく(目安として少なくとも数日~1週間程度)は、こうした養生を続けて初期強度を確保します。
3、養生の理由
コンクリートの養生は、必要な水分と湿度を保って、しっかり硬化させるためにおこないます。
セメントは水と反応して強さが出るので、途中で乾きすぎたり冷えすぎたりすると、性能が落ちやすくなります。
4、起こる問題
養生が不十分だと、次のようなことが起こりやすくなります。
①、強度が出にくい
②、表面が乾いてひび割れしやすい
③、耐久性がさがる
④、仕上がりが悪くなる
特に、若いうちのコンクリートは傷みやすく、早すぎる乾燥や温度変化、外からの荷重の影響を受けやすいとされています。
5,何を守るか
養生では主に、乾燥防止と温度管理をします。
国土交通省の資料でも、水和反応を進めて空隙減らし、品質を確保するうえで養生が重要だと示されています。
寒い時期は凍結対策、暑い時期は急乾燥対策も必要です。
設計どおりの強さと長持ちする性能を出すために、打設後のコンクリートを守る作業が養生です。
6、暑中コンクリートの注意点
①、暑中コンクリートでは、打設後の急激な乾燥を防ぐために、散水や湿潤シートで表面を常に湿った状態に保つ方法が基本です。
具体的な手段としては
①、散水養生:打設後の表面にこまめに水を与えて、乾燥をふせぎます。
②、湿潤シート養生:保水性のあるマットやシートをかぶせて、表面の水分が逃げにくい状態をつくります。
散水と組み合わせると効果が安定しやすいです。
③、打設時間の調整:気温が高い昼間を避けて、朝夕など比較的涼しい時間に施工する方法も有効で、施工時の温度上昇を抑えやすくなります。
7、現場での考え方
現場では、散水だけに頼らず、湿潤保持と日射対策を組み合わせるのが実務的です。
暑い日は表面乾燥が早いので、打設直後から切れ目なく対応することが大切です。
以上、今回はコンクリートの養生と目的・方法について述べてみました。










































