コンクリート打設について – 株式会社東恩納組

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2018年5月25日営業

コンクリート打設について

皆さんこんにちは!建築部の安里です。

梅雨入りしたのですが、雨が降らずにとても暑い日が続いていますね。熱中症には十分に注意して過ごしてください。

さて、私が配属されている現場、町田機工那覇営業所新築工事のE棟は、平屋建てとなっており、現在はR階の梁・スラブの配筋と型枠の建込が完了しました。

前回のブログでお話しした結束線の折り曲げもしっかり行われています。

この後はコンクリートを打設するだけなのですが、そのコンクリート打設に必要なコンクリートポンプ車の圧送時の注意点と、棒型振動機(バイブレーター)の正しい入れ方についてお話しします。

コンクリート圧送時に注意すべき点は、高所から輸送管を垂直にして生コンを流してしまうことです。これをしてしまうと、材料分離をおこしてしまいます。これは、生コンを圧送中にモルタルは輸送管内に付着してゆっくりと落下し、粗骨材はモルタルから離れ早く落下してしまい、骨材の多い部分とモルタルの多い部分を作り、空隙(くうげき)となった不良部分であるジャンカと呼ばれる物になってしまいます。

これを防ぐには、フレキシブルホースをいったん水平にしてから生コンを打設することで、モルタルと骨材を均等にして材料分離のない本来の生コンとして打設できます。

次に、棒型振動機(バイブレーター)の正しい入れ方についてです。

まず、垂直に挿入して加振し、間隔は60㎝以下で挿入します。その際に振動機の先端が鉄骨、鉄筋、埋め込み配管、型枠に接触しないようにします。振動機を生コンから抜く時は素早くは抜かずに、ゆっくりと抜くようにします。

加振時間は、コンクリート表面にセメントペーストが薄く浮き上がるまでとし、加振時間は、一般に1箇所に5秒~15秒の範囲で挿入します。

圧送時に垂直に生コンを流さず、棒型振動機をしっかりと正しい方法で挿入し、十分に締め固めることが必要です。密実な品質の高いコンクリートを施工できるよう頑張っていきたいと思います。

以上、入社二年目の安里からでした。

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