花城クリニック現場より 2月近況報告 – 株式会社東恩納組

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2018年2月19日営業

花城クリニック現場より 2月近況報告

ブログをご覧の皆さん、お久しぶりです。建築部 上地 透です。

先日、清々しい気持ちで新年を迎えたかと思うと、あっと言う間に一ヶ月間が過ぎ時の早さに焦りを感じる今日この頃であります。(理由:現工事の3月末の竣工への焦りです)

前置きはさて置き、現在花城クリニック新築現場の工程管理では2/10からの外壁塗装に(クリティカルパス)向けて雨天の隙をついて日程を順調に消化している所であり、今後も順調に作業が進むと、2月の下旬頃には外構工事への移行となります。

今後は天候が工程管理に大きく左右される為、毎朝”天気予報の確認”が日課の始まりであります。

※下記に現在の全景写真をUPします。

以上で現場近況報告は終わりとしまして、ブログの趣旨に戻ります。

◎現在、本工事の完成を間近に向かえ「建物の維持管理」に関する資料作成を行っている所なんですが、今回のブログはその内容を抜粋してみたいと思います。

【維持管理の目的】建物を末永く新築の状態で保つことは、建築の歴史の中での永年の課題でありますが、建物を新築状態のまま永年に維持するのは無理だとしても、可能な限り良質な状態で維持して行くことを”保全”といいます。

保全の目的は、「清掃や点検などの日常の維持管理と改修などの適切な修繕」により建物を健全に維持する行くことである。当然ながら、保全には人手とお金がかかりますがそう言った経費を最小限に抑えるには日々の”点検と修繕”などの維持管理を定期的に行うことが求められる。

【点検】保全を実施するために、維持管理上欠かせない業務の一つが”点検”である、建物点検には、専門技術者などの専門知識を有する専門点検と一般の人にも目視によって機能の状態を判断できる一般点検があり、又、一定期間ごとに行う定期点検と機器の始動前後などに行う日常点検などと区分できる。

そこで、建物維持管理としてちょっとした気配りで異常箇所を目視により発見できる簡単な点検内容を詳しく勉強していきましょう!

【建築物の点検】すべての部位にわたって実施することが理想であるが、今回は特に建物全体の耐用性に大きく影響を有する”外壁”と”屋根防水”について重点的に学びます。

外壁と屋根防水の劣化は建物の寿命に大きく影響を与えることはもちろんのこと、雨漏りなどの被害を受ける大きな要因であり、日常生活(業務)へ障害をもたらすことにもなります。そこで、下記に点検の実施詳細をまとめます。

※点検部分

外部:建物の外壁、建具、屋上屋根

内部:各部屋毎、便所、階段、廊下

※点検方法

①原則として、目視・指触によって実施

②点検により軽微な内容については速やかに対処する(例えば、ごみ詰まりや清掃など)

③外壁部などに劣化部を発見し、落下・倒壊などの危険な状態な場合は、直ちに応急処置を講ずる(立入禁止など)

【外壁の点検】

外壁は、屋根と同様に風雨を防ぐ働きのほか、建物の外観の印象にも大いに影響を受ける部位でありますが、設備機器などと違って頻繁に保守点検を行う必要はありません。

しかし月日の経過と共に「外壁塗装材」に浮きやひび割れが発生したり、「シーリング材」の劣化により内部漏水が起こったりと、これらの症状は落下して人や物を傷つけたり、雨漏りや構造体へ与える影響も大と考えます。

下記に外壁仕上塗材とシーリング材の劣化パターンを図示します。

【屋根防水の点検】

雨水を直接受ける屋根部は、コンクリートだけでは水の浸入を完璧に防ぐことができないので「防水層」(今回はウレタン塗膜防水)が設けられています。もちろん、これらの防水層にも寿命があり建物の一生を通じて何度かは部分的または全体的に修繕する必要があります。

屋根は外壁と異なり、防水層のちょっとした損傷が漏水の原因となるので定期的な点検が特に不可欠と考えます。それから、屋根の保全でもう一つ重要なことは、「雨水ドレイン」の清掃です。定期的に清掃をしていなと屋根に溜まったごみ・木葉・飛来してきた土砂などによってドレインが詰まり、うまく雨水を排水できずに漏水を引き起こす要因の一つになります。

下記に外壁仕上塗材とシーリング材の劣化パターンを図示します。

とりあえず、ここまでは建物の保全における維持管理の建築物の点検内容について重要項目の①外壁の点検、②屋根防水の点検の2項目について説明してきましたが、その他【建築設備】については、長くなりましたので次回に説明してまいりたいと思います。

それでは今回はこれで、失礼します。

By 花城クリニック現場 建築部 上地 透

 

 

 

 

 

 

 

 

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